イスラーム主義の理解への一歩/末近浩太『イスラーム主義』岩波新書
続きを読む末近浩太『イスラーム主義』岩波新書。イスラーム主義や中東政治とは何かという基本を押さえながら、現代中東の混迷から「もう一つの近代」を模索していく本。読み進めていくに連れ、イスラーム主義や中東政治について、自分は実はまったく何も知らないことが明らかになっていくという読書体験をした。 pic.twitter.com/KUcGfUi24F
— のびゲートウェイ (@nobitter73) 2018年12月3日
「はっきり言って交尾がうまい」
ツイッターでバズったので、記録として貼り付けておこう。
続きを読む今朝の朝日新聞宮崎版、フェニックス自然動物園のメスのゾウ「みどり」が、繁殖活動のために一時的に神戸市の王子動物園に行くという記事より。相手のゾウは「はっきり言って交尾がうまい」というパワーワードが紙面を飾る。 pic.twitter.com/twnLfgP2d0
— のびゲートウェイ (@nobitter73) 2018年7月10日
自分の知らないことを知るために/『誤読と曲解の読書日記』2018年2月のまとめ
自分の知らないことを知るために/『誤読と曲解の読書日記』2018年2月のまとめ:目次
- 自分の知らないことを知るために
- 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ
- 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ
- 管理人からのお知らせ
- 3月の更新は休みます
自分の知らないことを知るために
ピョンチャンオリンピックばかり観てました。
そういうわけで読書が進まなかった、というわけではなく、読書の方は普段どおりのペースで進んでいるんですが、なにしろオリンピックを観ていたので、ブログを書く時間が取れませんでした。
まあ、オリンピックを言い訳に使っただけですが。
日本選手が活躍してくれて良かったし、こんなにレベルが高い外国人選手がいるのかということに改めて気づいたオリンピックでした。
難を言えば、外国人選手の活躍やもっと様々な種目の魅力をもっと知りたいと思いましたが。外国のことや自分の知らない世界を知るには、小説や映画もいいですが、スポーツもまたいい機会となりますね。
それでは、今月のまとめをどうぞ。
【特別編】茶色いものの話/バルザック(石井晴一訳)『艶笑滑稽譚 第一輯』岩波文庫
【特別編】茶色いものの話/バルザック(石井晴一訳)『艶笑滑稽譚 第一輯』岩波文庫:目次
- ルイ11世陛下のご遊楽
- いかに平静を保てるか
- こてこてと垂れ込める
- 参考リンク
今回は特別編です。
バレンタインデーにふさわしい茶色いものの話です。
ルイ11世陛下のご遊楽
文豪バルザックは長編から短編まで実にたくさんの作品を書いているが、最近は積ん読にしていた岩波文庫の『艶笑滑稽譚第一輯』を読んでいる。多くが1830年代に書かれた短編だが、そこに描かれた人間の滑稽さや欲望を求める姿は、今の時代のわたしたちが読んでも実に笑える。人間はまこと愉快な存在だ。
— のび (@nobitter73) 2018年2月11日
『第一輯』に収められた短篇の中では「ルイ11世陛下のご遊楽」が秀逸。これはルイ11世陛下は悪戯事が大好きな大変愉快な人柄だとした上で、そのご遊楽をいくつか紹介する形の短篇。あるとき、ルイ11世がお抱えの髭剃り役から枢機卿、スコットランド親衛隊長、高等法院の評定官などを集め会食を開く話。
— のび (@nobitter73) 2018年2月11日
※以下、ネタバレ的な要素が含まれています。
シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ
シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ:目次
- シャーロック・ホームズのシリーズを読み返す
- 子どもの頃に読んだものを読み返す
- 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ
- 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ
- 管理人からのお知らせ/ほしい物リストから本が届きました
シャーロック・ホームズのシリーズを読み返す
この冬はとても寒いですねえ。わたしが住むのは九州の南の方ですが、それでもこの冬は今まで経験したことのない寒さに見舞われています。とにかく寒いし冷たい。春になるのが待ち遠しくてたまりません。
さて、寒い冬とは何の関係もありませんが、子どもの頃にシャーロック・ホームズのシリーズものにはまった人も多いのではないでしょうか。わたしはこの冬から、シャーロック・ホームズのシリーズをみんな読んでみようと思い立ち、電子書籍で読みはじめました。
それは、シャーロック・ホームズのシリーズの中で読んでいなかった話があったことに気づいたことが大きいのですが、内容をすっかり忘れてしまっている話もあったことに気づいたからです。
シャーロック・ホームズもワトスン博士も、ある程度の年齢を重ね、社会的な経験を積んだ大人ですし、そこで起こる犯罪もまた、むしろ大人になってから読んだ方が理解できそうな動機や理由が絡んでいるので、大人になって読み返しても面白くないわけがありません。