誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ

シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ:目次

シャーロック・ホームズのシリーズを読み返す

この冬はとても寒いですねえ。わたしが住むのは九州の南の方ですが、それでもこの冬は今まで経験したことのない寒さに見舞われています。とにかく寒いし冷たい。春になるのが待ち遠しくてたまりません。

さて、寒い冬とは何の関係もありませんが、子どもの頃にシャーロック・ホームズのシリーズものにはまった人も多いのではないでしょうか。わたしはこの冬から、シャーロック・ホームズのシリーズをみんな読んでみようと思い立ち、電子書籍で読みはじめました。

それは、シャーロック・ホームズのシリーズの中で読んでいなかった話があったことに気づいたことが大きいのですが、内容をすっかり忘れてしまっている話もあったことに気づいたからです。

シャーロック・ホームズもワトスン博士も、ある程度の年齢を重ね、社会的な経験を積んだ大人ですし、そこで起こる犯罪もまた、むしろ大人になってから読んだ方が理解できそうな動機や理由が絡んでいるので、大人になって読み返しても面白くないわけがありません。

子どもの頃に読んだものを読み返す


ある意味では、このブログでも触れた『アリス』や『オズ』のように、大人になってから子どもの頃に読んだものを読み返してみようキャンペーンの一環でもありますね。

紙の本ではなく電子書籍で読んでいるのは、本棚のスペースの問題とインターネット接続業者のポイントをiTunesカードに変えることができるからという理由です。まあ、21世紀に生きる人間として、電子書籍での読書体験もしておこうということですね。

ところで、子どもの頃に読んだものといえば、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズもまた、子どもの頃ワクワクしながら読んだものですが、今は岩波文庫でも出ているんですね。それだけ、根強い人気があるのでしょうし、探偵物の古典になったということでありましょう。

そこで、厚かましいお知らせですが、わたしの「Amazonほしい物リスト」にも、この岩波文庫の少年探偵団シリーズが入っております。どなたか親切な方がいらっしゃいましたら、お送りいただきますよう、お願いいたします。いやしかし、こうしてお願いを書いてみると、実に厚かましいですねえ。


それでは、今月のまとめをどうぞ。

『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ

2018年1月に更新した『誤読と曲解の読書日記』記事は2本でした。

1月1日更新:4つの「暮らしの改善法」/今週のお題:「2018年の抱負」
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/01/210000

はてなブログによる「今週のお題」に参加した記事。ポール・オースターのエッセイ集『トゥルー・ストーリーズ』からの引用で、今年はこれにのっとって「生活の改善」をはかろうと抱負を述べた記事です。


1月11日更新:生きる上で欠かすことのできない物語/小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/11/210000

本書はタイトルにもあるとおり、作家の小川洋子氏が「物語の役割」について語ったことを、一冊の本にまとめたもの。小説や児童文学といった物語の世界をより深く知るために、「物語に最も近い場所にいる人間」(本書p9)である作家自身が語った言葉を収めている。

やっぱり物語の世界に触れ、どっぷりと浸ることは素晴らしい体験をすることであり、人間にとって素晴らしい行為であるなあと、わたしは本書のあちこちで共感できた。


それぞれの記事には、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』は、管理人の”のび”が運営する、映画の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2018年1月に更新した記事は2本でした。

1月13日更新:親切心と愛犬/『アーティスト』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20180113/1515844800

映画『アーティスト』は、かつて大スターだった俳優ジョージ・ヴァレンタインが階段から転がり落ちてゆくさまと、新進気鋭の女性俳優ペピー・ミラーが階段を駆け上がってゆくさまを対比的に描いてゆく。「親切心」がこの物語のひとつのテーマだろう。物語の最後には「ああ、誰かに親切にすることっていいなあ」、「誰かにかけてもらった親切は忘れないようにしよう」と、思わず感じてしまうような心温まる物語となっている。


1月27日更新:沈黙と静寂の中にあふれる濃密な愛情/『キャロル』
記事リンク:ブhttp://nobitter73.hatenablog.com/entry/20180127/1517054400

映画『キャロル』は、女性同士の濃密な愛を描いた物語。物語は1950年代のニューヨークが舞台。デパートの店員テレーズとお客としてやってきたキャロルとのあいだの女性同士の恋愛を描く。静謐と沈黙が世界を美しく支配する中で、ふたりの女性の濃密な愛情がそこかしこに満ちているのを、わたしたちは感じることができる。その濃密な愛情に私たちは圧倒されるのだ。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。

管理人からのお知らせ/ほしい物リストから本が届きました

1月4日更新:【お礼とご報告】ほしい物リストから本が届きました
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2018/01/04/210000

このブログで公開しております「ほしい物リスト」から、本が届いたお礼とご報告です。
詳細は、上記のアドレスをご覧ください。

また、管理人の「Amazonほしい物リスト」へのリンクは、下記の署名の一番下にありますので、管理人に何か送りたいという奇特な方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。


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