誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

過去の遺物ではない後醍醐天皇という存在とその企て/兵藤裕己 『後醍醐天皇』岩波新書

過去の遺物ではないことを明らかに

個人的に日本中世史に関する本を色々読んでたら、朝廷が南北朝に分裂する発端となった後醍醐天皇に興味を持ったので本書を読むことに。
著者は日本中世文学の研究者で、岩波文庫から出た『太平記』の校注を担当。
本書も『太平記』をはじめとした中世の文献の記述を読み解いてゆく。

近代日本と後醍醐天皇

この辺りの指摘は刺激的で面白い。南北朝時代の人物が、近代国家である明治新政府の根幹の思想にも影響を与えているとの指摘が、本書のキモと言えよう。

バサラ大名佐々木道誉



蛇足

参考リンク

1)岩波新書/兵藤裕己 『後醍醐天皇
www.iwanami.co.jp


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