誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

シンプルで質実剛健な2018年の手帳/コクヨ・キャンパスダイアリー(バーチカルタイプ)

シンプルで質実剛健な2018年の手帳/コクヨ・キャンパスダイアリー(バーチカルタイプ):目次

キャンパスダイアリー・バーチカルタイプを購入

来年2018年用の手帳としてコクヨのキャンパスダイアリー・バーチカルタイプを購入しました。表紙の見かけはキャンパスノートに似たデザインとなっています。色は限定色のネイビー。「ダイアリー」だから、手帳じゃなくて日記じゃないかという声も聞こえてきそうですが、わたしはこれを手帳代りに使っています。

この「バーチカル」とは見開きのページで1週間分を見渡すことができ、月曜から日曜までの1週間が横に並び、朝から夜までの1日分の時間軸が縦に並んでいるというものです。この縦軸には一時間(手帳によっては30分)ごとに時間が刻まれています。

たとえば、何日の何時から何時までどんな予定が入っているのか、または何時から何時までどんなことをして時間を過ごしたのかという時間を「量」で把握できるというのが、バーチカルタイプの手帳の特徴です。


※以下、ネタバレ的な要素が含まれています。

バーチカル手帳の特徴と使い方

実は昨年(2016年)から普段使いの手帳をキャンパスダイアリーのバーチカルタイプを使っています。そもそも手帳を使いはじめたときから、手帳はバーチカルタイプのものを使っています。

バーチカルタイプを使う理由としては前述しましたが、とにかく時間を「量」で把握できる、もっと言えば可視化できるということが大きい理由となっています。だいたい、この作業に何時から何時まで費やしたということが一目で把握できます。

最初のうちはせっかく使うんだし記録にもなるんだからと、とにかくデザインの良い手帳を使っていたのですが、わたしもわりといい年齢の大人になってきたという現実と、手帳のデザインにこだわるよりも中身の充実をはかった方がいいなという判断により、去年からコクヨのキャンパスダイアリー・バーチカルタイプを使っています。

このキャンパスダイアリー・バーチカルタイプの具体的な使い方ですが、わたしは無印良品三色ボールペンを手帳用に使っています。重要性・必要性のある用件は赤、それほど重要というわけではないけど、それなりに大切な要件は青、それ以外の要件は緑、というふうに色を使い分けています。

時間軸に沿って何月何日の何時から何時までという矢印を書き、どのような予定が入っているかということを矢印と同じ色のペンで書き込みます。こうすることで、スケジュールを「量」で把握できるわけです。

わたしは読書や映画鑑賞の記録もこの手帳に書き込んでいます。だから、何月何日の何時から何時までどの部分を読んだとか、どの映画を観たとか、そういうことも記録しています。さらには本を一冊読み終わったら、その日のメモ部分に筆者名と出版レーベル、本のタイトルを書いて四角で囲んで読書記録にしています。映画を一本観終わったときも映画のタイトルを同じように記録しています。

さて、このキャンパスダイアリー、同じコクヨから出ているキャンパスノートの「キャンパス」を冠していることもあり、手帳に使われている紙はキャンパスノートと同じ。したがって、書きやすいということも特徴として挙げられます。

そのため、このキャンパスダイアリーは、不平・不満のない優等生的な書き味だと言えるでしょう。つまりは書きこむときに何のストレスも感じない紙となっていて、手帳の紙とはこうあるべきだという姿勢や理想を示していると言えそうです。

キャンパスダイアリーの中身はシンプルで質実剛健

さて、このキャンパスダイアリー・バーチカルタイプの具体的な中身ですが、まず表紙を開くと、2017年10月から2019年3月までの1年半分のカレンダーのページがあり、そのページを開くと今度は、2018年1月1日から12月31日までの1年分のカレンダーが見開きで掲載されています。中長期的な計画をここで一覧し、確認するためのページです。

その次のページを開くと、月曜始まりのキャンパスダイアリーのメインの部分となります。2018年1月1日は月曜日なので、このキャンパスダイアリーも2018年の元日からスタートしています。そして、12月31日を含んだ来年年初までのページがあり、その次は横罫のノートページが3ページ分だけあって終わりという構成になっています。

とにかく冒頭の年間カレンダーと、1年分の手帳ページとほんの少しのノートページだけというシンプルかつ質実剛健な構成が気に入っています。手帳によくある、後ろに路線図や各国の通貨単位、世界時計のようなわたしにとっては使用頻度の低い(人によっては必要性があるのだから、載っているのだろうけど)付録もない。極力無駄を削ぎ落とした構成になっています。

そのように、このキャンパスダイアリーには余計なものはなく、とにかく日付と時間の軸があり、そこへ予定や出来事、ちょっとしたメモを書きこめられればそれでよろしいというシンプルな姿勢を追求したところが、キャンパスダイアリーの大きな特徴であり魅力でしょうか。わたしはそのあたりが気に入って、このキャンパスダイアリーを愛用しています。

以前の(2016年の)キャンパスダイアリーには、月に一度月初を含んだページにマナーのアドバイス的な文章が、ページの片隅に掲載されていたのですが、それも今年からなくなったようです。当然ながら、意識の高い手帳にありがちな格言めいた文章も掲載されておらず、とにかく余計なもののないとてもシンプルなものになっています。

繰り返しになりますが、コクヨのキャンパスダイアリー・バーチカルタイプは、余計なものの一切ないシンプルかつ質実剛健なダイアリーであり、そこに何かを加えるならば、それは使う人の側の自由に一切任せるべきだという、思想あるいは哲学がこのキャンパスダイアリーにあると言えるでしょう。

参考リンク

1)コクヨ/キャンパスダイアリー2018
www.kokuyo-st.co.jp


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