読書ノートはとっくの昔に諦めた/2017年4月まとめ
『誤読と曲解の読書日記』/2017年4月のまとめ:目次
- わたしの読書ノートと呼べそうなもの
- 読書ノートではなく、読書メモを作る
- 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ
- 管理人からのお知らせ①:『週刊はてなブログ』で紹介されました
- 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ
- 管理人からのお知らせ②:Amazonほしい物リスト
わたしの読書ノートと呼べそうなもの
わたしが利用している読書関連のサービスに『ブクログ』があります。
そのブクログ通信に、「読書ノートに記録しておきたい10のこと」というコラムがありました。
読書ノートに記録しておきたい10のこと/2017年4月14日付ブクログ通信
hon.booklog.jp
紙のノートを利用して、読書の記録や感想を書き記しましょうというコラムです。
わたしも手書きは好きなのですが、どうしても読書ノートというものと相性が悪いのです。
読書ノート、以前つけようと思い立って、ノートを使って「気に入ったフレーズ」や「感想」、「疑問点」などを書いてたんだけど、だんだん面倒くさくなってやめたんだよな。で、手書き記録は手帳に読み終わった本のタイトルだけ記録することにした。
— のび (@nobitter73) 2017年4月18日
今現在、読書ノートはつけていません。なぜなら、上記tweetのように、面倒くさくなったというのが、第一の理由です。そこで、読書したという手書きの記録としては、手帳に記録することに。
この手帳は自分で購入したバーチカルのもので、公私混同して使っています。そして、本をどの時間にどのページからどのページまで読んだかの記録をつけ、読了時には、著者名、タイトル、出版レーベルを記録しています。
ある意味では、読書記録をつけるという意味では、読書ノートと言ってもいいかもしれませんが。
読書ノートではなく、読書メモを作る
わたしは、読書メモと呼べるかもしれないものを作っています。読書と同時進行しながら、本に書き込んだり、メモを書いたりするのです。下記のtweetにあるように、読書ノートを作るのと労力は変わりませんが(あるいは、それ以上かもしれません)。
読んでいる途中では、本に直接、傍線を引くことと、印象に残ったフレーズを線で囲むことをしている。あとは、手書きのメモを作る。たとえば簡単な人物関係を図示したり、感想や疑問点を書いたり。こうなると読書ノート作るのと労力は変わらないな。。。
— のび (@nobitter73) 2017年4月18日
しかし、この「手書き」というものが曲者。ノートでもメモでも、手書き文字が恐ろしく汚いという事情があるのです。だから、読書ノートを作るのを諦めたという事情もあります。
問題は手書き文字が恐ろしく汚いので、読書ノートを取ったところで、読み返しても自分でげんなりするし、げんなりするのがわかっているから、読書ノートを読み返さなくなるんだよな。それで、今度はブログに(読んだ本のすべてではないけど)読書の感想を書くことにした。
— のび (@nobitter73) 2017年4月18日
そこで、読書ノートの代わりにブログに感想を書くことにしました。
それがこの『誤読と曲解の読書日記』になります。
しかし、今度はブログを書きはじめると、一応はそれなりにちゃんとした文章を書かないといけないという意識が出てきて、今度は呻吟しながら感想を書くことになる。結果、時間だけがかかって。。。みたいな悪循環に陥っているのが今現在。
— のび (@nobitter73) 2017年4月18日
けっきょくは、ブログを書くことは読書ノートを作る以上の労力がかかっているかもしれませんが。それで、この程度のブログかよと言われたら、まあ、すいませんというしかありません。。。
それでは、今月のまとめをどうぞ。
『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ
2017年4月に更新した『誤解と曲解の読書日記』の記事は5本でした。
4月6日更新:ユーモアの中にある、人々の墓標を眺めるような物悲しさ/W・アーヴィング(齊藤昇訳)『ブレイスブリッジ邸』岩波文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/06/200000
ブレイスブリッジ邸で行われる婚儀に招かれた、語り手でもあるクレヨンの目を通して、地主一家や使用人たち、村の人々、その屋敷や村で起こった出来事が、ユーモアを交えて描かれる。クレヨンは、これから始まる物語の内容を、何か厄介ごとや面倒な出来事が起こる気配などなく、静穏で単調な内容になるだろうと予言するが、当然、何も起こらないはずはない。
クレヨンは、ユーモアを交えながら個性的な人々や賑やかな出来事を描写するが、時おり無常観や寂寥感が顔をのぞかせる。そんな無常観や寂寥感が、そこに生きた人々の墓標を眺めるような物悲しささえ伝えてくるところが、この物語の大きな魅力のひとつなのだ。
4月9日更新:なぜか栞をよく失くすので、手作りしてみました
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/09/090000
なぜか栞をよく無くすのでので、メモ帳とマスキングテープを使って、自作してみました。
4月16日更新:理想的な自己紹介を考える/今週のお題:自己紹介
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/16/090000
はてなブログの「今週のお題」に参加したもの。人々の印象に残る理想的な自己紹介とは何かを考えた記事です。なお、この記事は『週刊はてなブログ』にて、取り上げられました。
4月22日更新:誰かが誰かを思いやり、時に心を傷ませながらも、信頼する誰かのために動き回る/E・ケストナー(池田香代子訳)『飛ぶ教室』岩波少年文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/22/200000
『飛ぶ教室』は、ドイツのギムナジウムを舞台にした児童文学。クリスマスの前後で繰り広げられるギムナジウムの生徒たちの成長を描く物語。この物語は1933年、ナチスが政権を取った年に書かれた。
本書「訳者あとがき」によると、ケストナーはナチスにとって好ましくない作家だったので、図書館の本棚からケストナーの本が取り除かれたとある。とにかく、ドイツ国内がそのような時期に、このクリスマス物語は書かれた。
だから、この物語の登場人物が口にする言葉のひとつひとつも、ナチスへの批判、そのナチスの行状を見て見ぬ振りをした人々への批判とも読める。そして同時に、その言葉が今現在も十分に通用することに、わたしたちは大いに驚くのだ。
4月27日更新:ジャガイモが身近にある幸福/伊藤章治『ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」』中公新書
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/27/200000
本書は、人々がどのように食生活の中へとジャガイモを取り入れ、ジャガイモが世界的な出来事に、どのように関わってたのかを眺めてゆく。そこで明らかになるのは、「貧者のパン」として、凶作や飢饉、戦争が生み出した苦しむ人々に寄り添い、世界を動かしたジャガイモの姿だ。
それぞれの記事には、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。
管理人からのお知らせ①:『週刊はてなブログ』で紹介されました
4月9日に更新した記事、「理想的な自己紹介を考える/今週のお題「自己紹介」」が、今週の『週刊はてなブログ』内の「お題ふりかえり」の中で紹介されました。
先月に引き続き、「今週のお題」に参加した記事です。2度目の挑戦で再び「お題ふりかえり」で取り上げられました。
理想の自己紹介に趣味の紹介。「自己紹介」にまつわるエントリーが集まっています/2017年4月20日付『週刊はてなブログ』
記事リンク:http://blog.hatenablog.com/entry/2017/04/20/181000
なお、ピックアップされた記事はこちらになります。人々の印象に残る理想的な自己紹介とは何かを考えた記事です。
4月16日更新:理想的な自己紹介を考える/今週のお題:自己紹介
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2017/04/16/090000
これからも、ときどき「今週のお題」に参加して、再びピックアップされるといいなあと思いながら更新しますので、みなさまの応援もよろしくお願いいたします。
『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ
『誤読と曲解の映画日記』は、管理人の”のび”が運営する、映画の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2017年4月に更新した記事は2本でした。
4月8日更新:ウイスキーに導かれて/『天使の分け前』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20170408/1491649200
映画『天使の分け前』は、それまで自分でも知らなかった自分の才能や可能性に気づき、新たな自分となって人生を再出発する若者を描いた物語。本気で心から人生を立て直したいと願ったからこそ、天使が手を差し伸べたものだとも言えるかもしれない。そして主人公に、天使はその分け前を与えてくれたのだ。
上質なウイスキーを生み出すスコットランドの広大な自然とともに、わたしたちは主人公ロビーの再出発をやさしく見守り続けることになる。綺麗事だけではなく、現実的な欠陥や欠落を抱えている登場人物たちだからこそ、胸に沁みる物語だ。
4月22日更新:ハッピーエンドとバッドエンドが交錯する物語/『ブロードウェイと銃弾』
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20170422/1492858800
映画『ブロードウェイと銃弾』は、本物のアーティストとは何か? を問う物語。現実と妥協する柔軟性と勇気を持った才能のない劇作家デイヴィッドと、現実と妥協する柔軟性と勇気を持たない劇作家の才能を持ったマフィアのチーチが、行き着くべき場所に行き着いた物語だと言える。
それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。
管理人からのお知らせ②:Amazonほしい物リスト
Amazonほしい物リストをつくっています。
炭酸水と辞書、読みたいと思っている本を入れております。
このブログともども、ほしい物リストもよろしくお願いいたします。
読書&映画日記管理人のびのほしい物リスト
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『誤読と曲解の読書日記』管理人:のび
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