誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

過去の遺物ではない後醍醐天皇という存在とその企て/兵藤裕己 『後醍醐天皇』岩波新書

過去の遺物ではないことを明らかに

個人的に日本中世史に関する本を色々読んでたら、朝廷が南北朝に分裂する発端となった後醍醐天皇に興味を持ったので本書を読むことに。
著者は日本中世文学の研究者で、岩波文庫から出た『太平記』の校注を担当。
本書も『太平記』をはじめとした中世の文献の記述を読み解いてゆく。

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本を愛するすべての人への物語/ガブリエル・ぜヴィン『書店主フィクリーのものがたり』ハヤカワepi文庫

本を愛する者たちが必死に生きる姿を描く


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本に染みついたタバコの臭いを消してみる実験と結果

古本屋で購入した本がタバコ臭かった

先日、某古本屋で古本を購入しました。下記に書いたように、見た目はほとんど新品同然でしたが、ひとつ問題が。

ページを開くたびにタバコの臭いが漂い、だんだんと耐えきれなくなっていったのです。

わたしはタバコは吸わないし、タバコの煙の臭いが苦手でしょうがないんですが、古本からタバコの臭いが立ち込めてきたのは(記憶の限りだと)初めての経験です。頭をクラクラさせながら、本に染みついたタバコの臭い対策を検索しました。

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手づくり鉛筆補助軸を作ってみた(第2作目)

手づくり鉛筆補助軸を作ってみた(第2作目)

さて、手づくりの鉛筆補助軸(ペンシルホルダー)の第2作目を作ってみました。

こちらは、第1作目と比べるとだいぶ短くなったバージョンとなっています。

材料は、短冊形に切った(使い終わった)メモ帳、マスキングテープだけ。両面テープは使いません。
上記tweetにはセロハンテープを使って巻いた紙を固定したとありますが、セロハンテープではなくてマステでも大丈夫です。

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