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誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

あこがれの書見台、「今月のまとめ」はじめました/9月のまとめ

今月のまとめ

「今月のまとめ」はじめました

この『誤読と曲解の読書日記』は、今月から毎月末に「今月のまとめ」を更新します。内容はその月に更新した記事のまとめ、というそのままの内容ですが。。。

ただ、今月更新した記事をまとめただけでは物足りないので、なにか読書や本にまつわる話でも書きます。

さて、「今月のまとめ」をはじめた理由ですが、もうひとつ運営している映画の感想を書くブログ『誤読と曲解の映画日記』の方でも「今月のまとめ」を掲載しているので、こちらの読書の感想を書くブログでも「今月のまとめ」をはじめようかなと、思い立ったわけです。

また、今月はこの『誤読と曲解の読書日記』を、はてなダイアリーからはてなブログに引っ越しさせたので、「今月のまとめ」をはじめるいいタイミングかなと。こちらはあまりいい理由になってないような気もしますが。

そんなわけで、「今月のまとめ」もよろしくお願いいたします。

あこがれの書見台

あるサイトを見ていたら、書見台が紹介されていた。書見台とは読んで字のごとく「書を見る台」、つまり、本を載せて快適に読むことのできる台のことである。楽譜を載せる譜面台の読書版みたいなものだ。斜めの板があり、そこに本を置けば快適な角度で読書ができるという道具だ。

この書見台、各通販サイトを見てみると、材質は木製のもの(当然それなりに高価である)から、プラスチック製や樹脂製のもの(木製のものと比べると価格はぐっと安くなる)、あるいは金属製のものなど、多種多様なものがある。

わたし自身、書見台はまだ使ったことがないけれど、サイトに掲載されている書面台の上に本を広げて載せた写真を眺めていると、なるほどそうやって読むのも快適かもしれないという気持ちが湧いてくる。なにより、それらの書見台には、ページを開いておくための抑えの部分もあるので、それを使えば、本のページを開いたままにしておけるようだ。

ページを開いたままにしておける部分があると、パソコンの横に書見台を置けば、本の引用をするときに、本のページを開いたままにしておけるから楽だよなあと思う。

たとえばブログなどを書いていて、本から引用したいとき、100円ショップで買ってきた小さなカンバスを使い、それに本を開いて置いて、クリップなどでページを留めているが、なかなか上手くいかないことが多い。

どうかすると、しおりかペンなどを挟んでおいて、ある程度記憶して本のページを閉じてキーボードを叩いて、また、しおりを頼りに本を開いてまたいくらか記憶して本のページを閉じてキーボードを叩くみたいな、非常にまどろっこしいことをやっているので、ページを抑える部品を持った書見台があると便利だよなあと思いつつ、まだ購入には至っていない。

ところで、本を読むための書見台というと、たまに時代劇なんかでお侍さんの書見台が出てきますね。畳の上で使う、一本足で本を開く台の部分を支えている書見台。そんな書見台をお侍さんが畳の上に置いて、正座して和綴じの本を読んでいる場面を時代劇で見たことがある。夜になると、暗い部屋の中で行灯の灯りや燭台の火を頼りにして、書見台の本を読んでいる場面も。

一度、畳の部屋でああいった一本足の書見台の上に本を開いてみたいとも思いますが、この一本足が支える書見台というものは一般の通販サイトではなかなか見当たらなかった。それでも、いろいろ検索してみると、邦楽関係の通販サイトでそれに似たものを発見しました。つまりは、長唄や小唄で使う三味線などの譜面を置く台なのですが、お侍さんが使う書面台のイメージに最も近いものです。木製だから雰囲気もなかなかいい。

ただ、実際にそれを買うかというと、うーむという感じですかねえ。そういうわけで、畳の上で使う、一本足の書面台はまだまだ憧れにとどめておこう。

『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ

9月17日:はてなダイアリーにて運営していた『誤読と曲解の日々』を、はてなブログに移転した上で、ブログタイトルを『誤読と曲解の読書日記』へと変更。

2016年9月に更新した『誤読と曲解の読書日記』の記事は3本でした。

9月3日更新:中上健次やジャズを知らなくても/中上健次『路上のジャズ』中公文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/20160903/1472892583

中上健次のジャズに関するエッセイを中心に、詩や短編小説を一冊にまとめたもの。飢えた心を抱えながら1960年代の新宿で生きる、若かりし頃の中上健次の軌跡をたどることができる。

ここに描かれている”飢えた心”は、今を生きるわたしたちも、ヒリヒリとした痛みや切実さとして抱えているはずだ。『路上のジャズ』は、中上健次の小説なんて知らなくても、あるいはジャズを知らなくても、ヒリヒリとした痛みや切実さ、そして餓えた心を抱えた人に、きっとヒリヒリとした何かが響く一冊。


9月17日更新:まるで悪夢を見るような虚構/S・ミルハウザーエドウィン・マルハウス』河出文庫
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2016/09/17/175533

本書はアメリカの作家スティーブン・ミルハウザーの長編小説第1作目。本書は「子供によって書かれた子供の伝記」(訳者あとがきp526)の形式をとった小説である。本書は子どもの世界を描いたものだが、そこにはわたしたち大人が想像するような、単純な明るい世界は描かれていない。

むしろ、その根底にはほの暗いもの、もっと言えば死の匂いさえ漂う。ほの暗いものや死の匂いが、本書に登場する子どもたちを次々に連れ去り、奪ってしまう。本書は、読書という行為を通じて悪い夢を見ることを、わたしたちに疑似体験させている。


9月29日更新:馬鹿のバイブル、爆笑の爆弾/フィリップ・ロス中野好夫常盤新平訳)『素晴らしいアメリカ野球』新潮文庫(村上柴田翻訳堂)
記事リンク:http://nobitter73.hatenadiary.jp/entry/2016/09/29/221333

本書は解説の井上ひさしが「馬鹿のバイブル、爆笑の爆弾」と表現したような、めちゃくちゃな長編小説だ。アメリカの偉大さ、強さ、正しさへの幕引きを図った物語だが、正面切って「その理念は本当に正しいのか?」と、真面目に異議申し立てをしているわけではない。

表面上はナンセンスと悪ふざけにあふれた小説だ。だからこそ、ナンセンスと悪ふざけの濁流に身を任せて、一気に読むことをお勧めする。背景や元ネタを知らなくても、そこから教訓や変化や成長を読み取らなくても、過剰に押し寄せてくるナンセンスと悪ふざけの濁流にただ身を任せることでしか得られない類の読後感というものがあるはずだからだ。


それぞれの記事には、それぞれの本について、出版社ホームページとブクログへのリンクがあります。

映画ブログ『誤読と曲解の映画日記』の紹介

こちらのブログ『誤読と曲解の読書日記』は、管理人”のび”の読書の感想(と、たまに文具について)を書く日記です。この記事のはじめにも書きましたが、わたしはもうひとつ映画の感想を書くブログ『誤読と曲解の映画日記』を運営しています。

今月から、『誤読と曲解の映画日記』の「今月のまとめ」もこちらでも毎月末に紹介することにしました。ご興味のある方は、ぜひご笑覧ください。今後とも、この読書ブログともどもよろしくお願いいたします。

誤読と曲解の映画日記:http://nobitter73.hatenablog.com

『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ

『誤読と曲解の映画日記』は、管理人の”のび”が運営する、映画の感想を書くブログです。ご興味がありましたら、ぜひご笑覧ください。2016年9月に更新した記事は3本でした。


9月3日更新:大いなる徒労と疲弊/『ビッグ・リボウスキ
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160903/1472893102

うだつのあがらない中年男リボウスキは、同名の大富豪リボウスキから誘拐事件の解決を頼まれる。虚構の上に虚構が重なる混乱と混沌の物語。中年男リボウスキは虚構と混乱をくぐり抜けて再び日常へと戻ってくるが、これからも同じところをぐるぐるとまわりながら、どこかにたどり着くようには見えない。そのことに、どこか物悲しさが残る。


9月17日更新:現実と非現実の曖昧な境目/『スイミング・プール
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160917/1474101889

主人公のミステリ作家サラが過去の自分と決別し、新しい自分に生まれ変わる軌跡をたどる物語。どこまでが現実で、どこからが非現実なのかわからないところが、この物語の一番の特徴。現実と非現実の境目が曖昧ではっきりしないところに、わたしたちは戸惑い、不安さえ抱いてしまう。いくらでも解釈の余地のある作品だが、それだけに味わい深さもある。


9月22日更新:一瞬しか訪れないからこその幸福と愛情/『きみに読む物語
記事リンク:http://nobitter73.hatenablog.com/entry/20160922/1474547525

純愛を貫いたひと組のカップルの生涯を描く物語。人間は年齢を重ねて老いることは避けられないし、認知症にかかって何もかもを忘れてしまうことだってある。でも、一瞬しか訪れない記憶だからこそ、ある意味での永遠の幸福と愛情というものは確実に存在することを描いている。


それぞれの記事には、yahoo!映画と映画.com、そしてFilmarksへのリンクがあります。あらすじなどの参考にどうぞ。


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