誤読と曲解の読書日記

読書の感想を書く日記です。あと、文具についても時々。

ブログ再開、ブルースカイアカウント開設、メールアドレス変更などのお知らせ

ブログ再開、ブルースカイアカウント開設、メールアドレス変更などのお知らせ|目次 ゆるい感じでブログ再開 ブルースカイのアカウント獲得 メールアドレス変更 ゆるい感じでブログ再開 長いことほったらかしのこのブログ、今さらなんだよって話ですが、ひと…

Twitterからの避難所のお知らせ

Twitterからの避難所のお知らせ/目次 Twitterの「終わり」 Twitterの避難所は「はてなブログ」 Twitterの「終わり」 Twitterのタイムラインでは、いよいよTwitterも崩壊してしまうという観測が流れていて、多くの人がマストドンやInstagramなどの避難アカウ…

実質タダみたいなものじゃん!/egword Universal 2

実質タダみたいなものじゃん!/egword Universal 2:目次 MacBook Airの文書作成アプリ ストレスが溜まり続けたiText Express わたしの考えるいい感じの文書作成アプリ これで実質タダみたいなものじゃん! 参考リンク MacBook Airの文書作成アプリ MacBook…

廃仏毀釈から見る同調圧力/安丸良夫『神々の明治維新』岩波新書

廃仏毀釈から見る同調圧力/安丸良夫『神々の明治維新』岩波新書:目次 「あとで」は永久にやって来ない ようやく日の目を 「同調圧力」の源流 twitterでの紹介 参考リンク ※今回の記事はいつもの読書日記ですが、同時に今週のお題「下書き供養」に便乗する…

さまざまな思いが胸にグサグサと #買って良かった2020

さまざまな思いが胸にグサグサと #買って良かった2020/『100分de名著 ブルデュー ディスタンクシオン』NHKテキスト:目次 買って良かった本2020 それは本当に「自分の自由な意思で選び取ったもの」なのか これってもしかして! と気づく 刺激的で、世界を把…

ムーミン的な世界とは異なる不穏さ/冨原眞弓=編・訳『トーベ・ヤンソン短編集』ちくま文庫

ムーミン的な世界とは異なる不穏さ/冨原眞弓=編・訳『トーベ・ヤンソン短編集』ちくま文庫:目次 睨みつけるような目つきの犬 連中が放つ野生の獣の臭気 「あいつら、あのよそ者たち」の影 参考リンク 睨みつけるような目つきの犬 『ムーミン』の生みの親…

液体糊をめぐる冒険

液体糊をめぐる冒険:目次 スティック糊やテープ糊の環境負荷を考える テープ糊、プラスチックの部品の割合が多すぎないかと 糊を買いに文房具屋さんへ スティック糊やテープ糊の環境負荷を考える 今、糊は液体糊だけじゃなく、スティック糊とかテープ糊とさ…

歴史修正主義と向き合うために/吉田裕『日本人の歴史認識と東京裁判』岩波ブックレット

歴史修正主義と向き合うために/吉田裕『日本人の歴史認識と東京裁判』岩波ブックレット:目次 歴史修正主義への反駁 戦前・戦時中の親米的なまなざし 一方的な押し付けではなく、日米合作の政治裁判 「東京裁判史観克服論」の根本的矛盾 ネットの情報に右往…

正直、何が評価されたのか/今週のお題:わたしの自由研究

正直、何が評価されたのか/今週のお題「わたしの自由研究」:目次 橋やトンネルの数 なぜか入賞してしまった自由研究 人々はなぜ「自由研究」を苦手とするのか? 自由研究とは何か? 大人になっても「自由研究」している人々 ※この記事は、はてなブログの「…

過去の遺物ではない後醍醐天皇という存在とその企て/兵藤裕己 『後醍醐天皇』岩波新書

過去の遺物ではないことを明らかに 兵藤裕己 『後醍醐天皇』岩波新書。「賢才」あるいは「物狂」と相反する評価の下る後醍醐天皇像に迫る一冊。後醍醐天皇の企てが明治政府、そして現代の天皇制にまで影響を与えているとの指摘が刺激的。後醍醐天皇の存在と…

短い鉛筆を使うために謎の工作をはじめてしまった件

また謎の工作をはじめてしまう また謎の工作を始めてしまう。 pic.twitter.com/452Dc4Exwb— のびゲートウェイ (@nobitter73) 2019年2月27日

本を愛するすべての人への物語/ガブリエル・ぜヴィン『書店主フィクリーのものがたり』ハヤカワepi文庫

本を愛する者たちが必死に生きる姿を描く ガブリエル・ぜヴィン『書店主フィクリーのものがたり』ハヤカワepi文庫。30代後半で妻を亡くした偏屈な書店主フィクリーの心の角がゆっくりと丸くなっていく様子を描く。本を愛する者たちが必死に生きる姿が、じわ…

本に染みついたタバコの臭いを消してみる実験と結果

古本屋で購入した本がタバコ臭かった 先日、某古本屋で古本を購入しました。下記に書いたように、見た目はほとんど新品同然でしたが、ひとつ問題が。ページを開くたびにタバコの臭いが漂い、だんだんと耐えきれなくなっていったのです。古本屋で買った本、見…

手づくり鉛筆補助軸を作ってみた(第2作目)

手づくり鉛筆補助軸を作ってみた(第2作目) さて、手づくりの鉛筆補助軸(ペンシルホルダー)の第2作目を作ってみました。手づくり鉛筆補助軸第2弾。今回は両面テープは使わないので鉛筆との接着はなし。メモ帳とマステは同じ。メモ帳は短冊形に切ったもの…

手づくり鉛筆補助軸を作ってみた

手づくり鉛筆補助軸を作ってみた 鉛筆が短くなってきたので、ふと、思い立って、鉛筆補助軸(ペンシルホルダー)を手づくりしてみました。 鉛筆の長さは3cmを少しくらい。これまでは金属製の鉛筆補助軸を使用。鉛筆補助軸を紙とマスキングテープで手づくりし…

MacBook Air にお茶こぼしたら壊れた件

あまりのことに記憶さえなくなる それは先週の水曜日のこと、MacBook Air(Early 2015)で文書を作成中の悲劇でした。「ちょっと休憩しよう! そうしよう!」と、キッチンへ行き、タンブラーにお茶を入れてMacBook Airの前に戻ってきました。そこで悲劇が起…

2019年の手帳とカワウソのシール/コクヨ・キャンパスダイアリー(バーチカルタイプ)とセリアのシール

2019年の手帳 昨年に引き続き、2019年の手帳もコクヨ製キャンパスダイアリーのバーチカルタイプにしました。 カバーカラーも同じくネイビー。並べてみると、ほぼ同じです。 ※写真だと色合いが微妙に違いますが、光の加減の関係です。なぜ、またキャンパスダ…

「はっきり言って交尾がうまい」後日談

ところで今年の夏、宮崎市フェニックス自然動物園で飼育されていたゾウ「みどり」が、繁殖活動のために神戸市の王子動物園の「マック」のところへ行ったという記事を紹介したが、今朝の朝日新聞宮崎版にその後の様子が掲載されていた(続く) https://t.co/e…

いい人は自分の善良さを知らない/ポール・オースター著 柴田元幸訳『闇の中の男』新潮社

ポール・オースター の『インヴィジブル』が届くまでのあいだ、前作の『闇の中の男』を読み返していた。こっちは祖父と孫娘の交流を主軸に、家族を襲った悲劇を、二つに分裂して内戦するアメリカの姿を交えながら描き出す。アメリカが壊れつつある状況でも、…

境目の不可視さを描く物語/ポール・オースター著 柴田元幸訳『インヴィジブル』新潮社

ポール・オースター 『インヴィジブル』読了。多角的な視点と多重的なヴォイスによって嘘か真実かまったく判別できないエピソードが積み重なっていく暴力と愛の物語。人間が崩壊する過程と崩壊した人間の彷徨が絡みあい、我々が依って立つ世界そのものがぐら…

イスラーム主義の理解への一歩/末近浩太『イスラーム主義』岩波新書

末近浩太『イスラーム主義』岩波新書。イスラーム主義や中東政治とは何かという基本を押さえながら、現代中東の混迷から「もう一つの近代」を模索していく本。読み進めていくに連れ、イスラーム主義や中東政治について、自分は実はまったく何も知らないこと…

「はっきり言って交尾がうまい」

ツイッターでバズったので、記録として貼り付けておこう。今朝の朝日新聞宮崎版、フェニックス自然動物園のメスのゾウ「みどり」が、繁殖活動のために一時的に神戸市の王子動物園に行くという記事より。相手のゾウは「はっきり言って交尾がうまい」というパ…

自分の知らないことを知るために/『誤読と曲解の読書日記』2018年2月のまとめ

自分の知らないことを知るために/『誤読と曲解の読書日記』2018年2月のまとめ:目次 自分の知らないことを知るために 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 管理人からのお知らせ 3月の更新は休みます 自分の知らな…

【特別編】茶色いものの話/バルザック(石井晴一訳)『艶笑滑稽譚 第一輯』岩波文庫

【特別編】茶色いものの話/バルザック(石井晴一訳)『艶笑滑稽譚 第一輯』岩波文庫:目次 ルイ11世陛下のご遊楽 いかに平静を保てるか こてこてと垂れ込める 参考リンク 今回は特別編です。 バレンタインデーにふさわしい茶色いものの話です。 ルイ11世陛…

シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ

シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ:目次 シャーロック・ホームズのシリーズを読み返す 子どもの頃に読んだものを読み返す 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の映…

生きる上で欠かすことのできない物語/小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書

生きる上で欠かすことのできない物語/小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書:目次 生きる上で欠かすことのできない物語 誰もが日々日常生活の中で作り出していく物語 そんなものを自分が持っていたと気づいていないような落し物 子どものうちに物語に…

【お礼とご報告】ほしい物リストから本が届きました

ほしい物リストから本が届きました このブログで公開しております「ほしい物リスト」から、本が届きました。 Amazonほしい物リストの性質上、どなた様が送られてきたのか、こちらからはわかりませんので、この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。 ありがと…

4つの「暮らしの改善法」/今週のお題:「2018年の抱負」

4つの「暮らしの改善法」/今週のお題:「2018年の抱負」:目次 「暮らしの改善法」 なるべく知らない人に微笑む 少しだけでも世界をあたたかい場所に 参考リンク この記事は、はてなブログの今週のお題「2018年の抱負」に参加するものです。 「暮らしの改善…

2017年最後の更新。そして少々の言い訳と来年の抱負。/『誤読と曲解の読書日記』2017年12月のまとめ

2017年最後の更新。そして少々の言い訳と来年の抱負。/『誤読と曲解の読書日記』2017年12月のまとめ:目次 少々の言い訳と来年の抱負 『誤読と曲解の読書日記』今月のまとめ 『誤読と曲解の映画日記』今月のまとめ 管理人からのお知らせ:Amazonほしい物リ…

わけのわからなさを飲み込んで受け入れること/ルイス・キャロル(脇明子訳)『不思議の国のアリス』岩波少年文庫

わけのわからなさを飲み込んで受け入れること/ルイス・キャロル(脇明子訳)『不思議の国のアリス』岩波少年文庫:目次 想像が不安と恐怖を呼び起こす どんどん歩いてゆけば、どこかへはつくさ わけのわからない世界に触れた記憶 参考リンク 想像が不安と恐…