ツイッターでバズったので、記録として貼り付けておこう。
続きを読む今朝の朝日新聞宮崎版、フェニックス自然動物園のメスのゾウ「みどり」が、繁殖活動のために一時的に神戸市の王子動物園に行くという記事より。相手のゾウは「はっきり言って交尾がうまい」というパワーワードが紙面を飾る。 pic.twitter.com/twnLfgP2d0
— のびゲートウェイ (@nobitter73) 2018年7月10日
ツイッターでバズったので、記録として貼り付けておこう。
続きを読む今朝の朝日新聞宮崎版、フェニックス自然動物園のメスのゾウ「みどり」が、繁殖活動のために一時的に神戸市の王子動物園に行くという記事より。相手のゾウは「はっきり言って交尾がうまい」というパワーワードが紙面を飾る。 pic.twitter.com/twnLfgP2d0
— のびゲートウェイ (@nobitter73) 2018年7月10日
自分の知らないことを知るために/『誤読と曲解の読書日記』2018年2月のまとめ:目次
ピョンチャンオリンピックばかり観てました。
そういうわけで読書が進まなかった、というわけではなく、読書の方は普段どおりのペースで進んでいるんですが、なにしろオリンピックを観ていたので、ブログを書く時間が取れませんでした。
まあ、オリンピックを言い訳に使っただけですが。
日本選手が活躍してくれて良かったし、こんなにレベルが高い外国人選手がいるのかということに改めて気づいたオリンピックでした。
難を言えば、外国人選手の活躍やもっと様々な種目の魅力をもっと知りたいと思いましたが。外国のことや自分の知らない世界を知るには、小説や映画もいいですが、スポーツもまたいい機会となりますね。
それでは、今月のまとめをどうぞ。
【特別編】茶色いものの話/バルザック(石井晴一訳)『艶笑滑稽譚 第一輯』岩波文庫:目次
今回は特別編です。
バレンタインデーにふさわしい茶色いものの話です。
文豪バルザックは長編から短編まで実にたくさんの作品を書いているが、最近は積ん読にしていた岩波文庫の『艶笑滑稽譚第一輯』を読んでいる。多くが1830年代に書かれた短編だが、そこに描かれた人間の滑稽さや欲望を求める姿は、今の時代のわたしたちが読んでも実に笑える。人間はまこと愉快な存在だ。
— のび (@nobitter73) 2018年2月11日
『第一輯』に収められた短篇の中では「ルイ11世陛下のご遊楽」が秀逸。これはルイ11世陛下は悪戯事が大好きな大変愉快な人柄だとした上で、そのご遊楽をいくつか紹介する形の短篇。あるとき、ルイ11世がお抱えの髭剃り役から枢機卿、スコットランド親衛隊長、高等法院の評定官などを集め会食を開く話。
— のび (@nobitter73) 2018年2月11日
※以下、ネタバレ的な要素が含まれています。
シャーロック・ホームズをすべて読み返してみようと思い立つの巻/『誤読と曲解の読書日記』2018年1月のまとめ:目次
この冬はとても寒いですねえ。わたしが住むのは九州の南の方ですが、それでもこの冬は今まで経験したことのない寒さに見舞われています。とにかく寒いし冷たい。春になるのが待ち遠しくてたまりません。
さて、寒い冬とは何の関係もありませんが、子どもの頃にシャーロック・ホームズのシリーズものにはまった人も多いのではないでしょうか。わたしはこの冬から、シャーロック・ホームズのシリーズをみんな読んでみようと思い立ち、電子書籍で読みはじめました。
それは、シャーロック・ホームズのシリーズの中で読んでいなかった話があったことに気づいたことが大きいのですが、内容をすっかり忘れてしまっている話もあったことに気づいたからです。
シャーロック・ホームズもワトスン博士も、ある程度の年齢を重ね、社会的な経験を積んだ大人ですし、そこで起こる犯罪もまた、むしろ大人になってから読んだ方が理解できそうな動機や理由が絡んでいるので、大人になって読み返しても面白くないわけがありません。
生きる上で欠かすことのできない物語/小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書:目次
この記事は、Amazonほしい物リストから届いた本についての感想です。
改めまして、厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
【速報 JUST IN】Amazonほしい物リストから、本が届きました。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。なお、届いた本は、小川洋子『物語の役割』ちくまプリマー新書です。 pic.twitter.com/yUkCbrslcG
— のび (@nobitter73) 2018年1月3日
本書はタイトルにもあるとおり、作家の小川洋子氏が「物語の役割」について語ったことを、一冊の本にまとめたものだ。小説や児童文学といった物語の世界をより深く知るために、「物語に最も近い場所にいる人間」(本書p9)である作家自身が語った言葉を収めている。
物語とは何かということからはじまり、作家が世界を丹念に観察し、世界の観察から物語が作家の中でどのように紡がれていくかという小説の創作過程までをも、自身の子ども時代からの読書体験とともに率直に語っていく一冊となっている。
作者小川洋子氏が語るように、わたしたちは本書を読むと「ああ、本を読むことは何と素晴らしいことであろうか」(本書p8)と再確認でき、ますます物語の世界が愛おしく思え、さらには生きる上で欠かせないものなのだという思いを改めて抱くことができる。やっぱり物語の世界に触れ、どっぷりと浸ることは素晴らしい体験をすることであり、人間にとって素晴らしい行為であるなあと、わたしは本書のあちこちで共感できた。
本書で語られたことは小説を読む人ならば、その物語がなぜ人々の心を揺さぶり、感動させることができるのかという物語の役割を、共感を持って理解できるのではないだろうか。
※以下、ネタバレ的な要素が含まれています。